※※わんこ本※※ 『ここにいるよ』&『さよなら、アルマ』

きりん

2010年08月16日 19:09


2010.08.15 おとうさんのお昼寝につきあってるの・・・

おとうさん!annはここにいるよ~

さっきはすぐそばで寝てたんだけど、
ちょっと暑くなっちゃったから~降りてきたの~

踏んだりしないでね~

松江 香史子
宝島社
発売日:2010-08-09


ここにいるよ


わんこが題材の小説が新しくでると、やはり本屋で自然に手に取ってパラパラ・・・
この本は、絵本のような感じなので、パラパラしてるうちに
ざっと読んでしまいました。

パピーちゃんが新しいおうちに連れられていくところからはじまります。
すべてわんこ目線で語られていくのですが・・・

最初は、ann や sona もうちにくるときは、キャリーケースの中で
こんな風に思ってたのかな・・・なんてひきこまれていきました。

ところが、途中から、だんだんわんこちゃんの家族の環境もかわってきて・・・
少しヘビーな内容に・・・
パラパラ見のはずが、えっこういう内容なの・・・と
最後のほうまで急いで確認しちゃいました。

育児放棄の問題も今はいろいろNEWSになります。
著者の方も、「里親探しのわんこにゃんこもたくさんいますが、
せっかくおうちがあっても、つらい環境のわんこもいるのが現状で、
もういちど、ご縁のあったわんこちゃんたちの環境を見直してほしい」
という気持ちがあって書かれたと帯に書いてありました。

うちのわんこは幸せなのか?
もういちど考えさせられる本でした。

水野 宗徳
サンクチュアリパプリッシング
発売日:2010-08-10


さよなら、アルマ


終戦記念日の昨日、車で家族を送っていく用事がありました。
少し遠い場所でしたので、1時間ほどの用事がすむまで、
近くの本屋さんでこの本を買って読んで待っていました。

涙がとまらなくて、時々車のそばを通る人が驚いていたかと思います・・・

戦争中、たくさんの犬が「軍用犬」として出征した。
まったく知らない話でした。そう言われれば、そうだったんだ・・・と気がつきますが。

戦争中、だんだん資源も食料もなくなっていく中
犬・猫 がどういう立場になっていったか。
犬が軍用犬として試験に合格すれば、軍からお肉がいただける。
でも、赤紙がきたら、戦争に行かなくてはならない。

そんな時代。。。
けして大昔の話ではありません。
私の母は昭和元年(大正15年生まれ)、母が若い時の日本の話なんですよね。

軍用犬として戦争に行った犬は約10万頭だったのではないかということです。
すべての犬が戦地からは戻ってこれなかったそうで。

今は平和な時代ですが、一方悲しい結末になってしまうわんこにゃんこは
毎年27万頭にもなるそうです。

わんこママになってみて、自分の家のわんこだけではなく、
この世に生まれてきたわんこたちがみんな幸せになれるようにと
漠然とではなく心から思うようになりました。

この2冊、お子さんの夏休みの読書にも、いい題材ではないかと思います。

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